導入事例・お客さまの声

「EZデバイダー」を人材育成にも活用  mikomiko様

品質的にも効率的にも導入して正解でした

mikomiko(ミコミコ)様 (千葉県鴨川市)

手なれた様子でパン生地の丸め作業を行う入社1年目のスタッフ。「EZデバイダー」との息もぴったり。 手なれた様子でパン生地の丸め作業を行う入社1年目のスタッフ。「EZデバイダー」との息もぴったり。
千葉県鴨川市は、人口約3万2000人。房総半島の南東部に位置する南房総の中核都市だ。温暖な気候で美しい海岸線を持つなど自然環境に恵まれているだけでなく、日蓮聖人ゆかりの神社・仏閣などが多い、歴史ある街でもある。穏やかで風光明媚なここ、鴨川に、ベーカリーmikomiko様がある。「EZデバイダー」を導入されて約1年。生産での活用はもとより、人材育成にも活用されていると聞き、店長の尾崎様にお話を伺った。
 
 
非日常でお客さまを喜ばせたい
mikomiko様は2006年にオープンし、リニューアルして7年目。1日の来店者数が500人という人気店だ。アイテムを常時80~100種そろえ、そのうち2割を季節で入れ替える。その理由を伺うと、「パンは食事というよりも、まだまだおやつという地域柄。年配の方も多いので、調理パンや菓子パンなどのやわらかいパンの品ぞろえを多くしています」と尾崎店長。さらに「『わあ、すごい!』という非日常をパン屋さんで感じてほしいという思いもあります。笑顔がほころぶような非日常、つまり、たくさんの品ぞろえでお客さまをお迎えして、笑顔で帰ってもらいたいんです。アイテムの入れ替えが多いのは、いつ来店しても新鮮な驚きを感じてほしいから。そして何より、おいしいものを低価格で、たくさん食べてもらいたいという思いがあるからなんです」と言葉をつないだ。お客さまへのぎっしり詰まった思いが、アイテム充実の大きな理由なのだ。

菓子パン、調理パンを中心に充実した品ぞろえ。一番人気の「カレーパン」が165円なのを筆頭に、大部分がお手ごろ価格の税込み150円前後だ。菓子パン、調理パンを中心に充実した品ぞろえ。一番人気の「カレーパン」が165円なのを筆頭に、大部分がお手ごろ価格の税込み150円前後だ。
 
厨房と店舗はガラス1枚を隔てるのみ。店舗から厨房が確認できるため、生産現場が見える安心感がある。厨房と店舗はガラス1枚を隔てるのみ。店舗から厨房が確認できるため、生産現場が見える安心感がある。 

効率生産の手段として
「EZデバイダー」導入のきっかけについて伺うと「売り上げが伸びたことで生産量が増えはじめたころのことです。従来の小型分割機では、品質も作業性もいまひとつで、生産量も追い付かない。そこで効率化を図る手段を探していたんですが、知り合いが『いい機械があるよ』と『EZデバイダー』を勧めてくれたんです。展示会で実演を見たんですが、なるほど、効率的でいいな、と。それで使っていた機械のリースが終わるタイミングで『EZデバイダー』に切り替えたんです」と経緯を語ってくださった。そして「導入しておよそ1年ですが、1日で4~5種類の生地を切り替えて使っています。切り替えが簡単だし、重量精度、品質にはまったく問題ないですね。今は手間のかかる50~55gの小物中心ですが、いずれは大物にも使いたいと思っています。効率がいいので、その分作業が終わるのも早くなりました。以前は朝6時から夕方6時くらいまで作業をしていましたが、今は夕方4時くらいには上がれます」と実感している導入効果も語ってくださった。
さらに「『EZデバイダー』を入れてよかったと思うのは、生産の効率化だけではなく、若い職人の育成にも使えるところですね」という意外なお言葉もいただいた。
 

店内は老若男女問わず、いつもお客さまで大盛況。店内は老若男女問わず、いつもお客さまで大盛況。
 
衛生面向上のために「セルフ会計」を採用している。衛生面向上のために「セルフ会計」を採用している。  

人材育成にも『EZデバイダー』
詳しく伺うと「今『EZデバイダー』をメインで使っているスタッフの一人は、入社1年目。パンの修業もしていないけれど、丸めができるようになるのに1週間もかからなかったんじゃないかな。個人の能力もあるんだろうけれども、『EZデバイダー』から分割した生地がばんばんでてくるから、いやがおうでも作業を覚えるんですよ。数をこなすから丸めるのも早くてきれい。着実に職人としてのスキルがあがっていくのがわかるんです。それに、『EZデバイダー』の『同じ太さの帯状に切って、それから分割する』っていう生地の切り方は、私が師匠から教わった効率の良い切り方と同じ。だから、手分割での生地の切り方を教えるのにも『EZデバイダー』をよく見て『同じように切ってね』といえばいいんです。楽ですよ」と笑顔を見せた。尾崎店長独自の視点は「EZデバイダー」の思わぬ効果も見出したようだ   

若手職人の育成が課題
最後に、今後について伺った。
「まずは『EZデバイダー』を活用して効率的な生産をしながら、若いスタッフに重量や丸め具合などの感覚を養ってもらい、手分割ができるようになってほしいと思っています。『EZデバイダー』はあくまでも道具。まかせきりじゃだめ。職人としての基本的な感覚を磨いていき、そして、自分で考えて作業できる職人になってほしいと思っています。新しいことをしようと思っても、人材がなくては何もできませんから。それを考えると、高品質のまま効率化できて、人材育成もできるなんて『EZデバイダー』は、入れて本当に正解でした」
 
未来に向けての人材づくりも自分の仕事と語る尾崎店長。若手スタッフに向けるまなざしには、わが子の成長を見守る父親のような優しさと厳しさが垣間見えていた。
 

つつむ No.157号 (2019年4月号)掲載
※文章内の表現・表記は、すべて取材当時のものです。
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