導入事例・お客さまの声

道の駅で人気の家族経営ベーカリー、 機械化で働きやすい環境づくりを実現   エムズベーカリー 様

「EZデバイダー」ご活用事例

エムズベーカリー 様(栃木県芳賀郡)


 
 
栃木県南東部にある「道の駅はが」は土日は約1200人、平日も約800人が訪れる憩いの施設。
2013年、施設内にオープンしたのがパン工房の「エムズベーカリー」。
朝日屋パン店様のご家族4名とパートさん3名で切り盛りする地域密着型ベーカリーだ。


「うちにぴったりの生地分割機」
生産工場は道の駅から車で15分ほど。2019年1月にご導入いただいた「EZ(イージー)デバイダー」で分割した生地を使って生地玉(手丸め後冷凍)と食パン類(焼成まで)を生産し、店舗に配送している。
生産を担当するのはご店主の大根田誠様。
 
「私1人で毎日約4時間『EZデバイダー』を使っています。定番の生地は4種類で、あとは時期に合わせて数種類。今ではほとんどのパンがこの生地玉からで、通常の商品としては70~80アイテムくらいかな。道の駅のパン工房で店長をしている息子が成形、焼成をして随時焼きたてを提供しています」。
 
同社の前身は1921(大正10)年創業の和菓子店。2006年に突如家業を継ぐことになったご店主は長年勤めた銀行を退職し、職人兼経営者に転身することに。
 
「菓子・パンの専門学校に通い、和菓子をつくって販売したものの全然うまくいかない。悩みましたが、思い切って自分が得意なパンに商売替えしようと。パンは主食にもおやつにもなるのが魅力ですね。ご縁があって道の駅に隣接する温泉施設の売店にパンを置いてもらえることになり、そこの料理長から『観光客より地域客重視』『地域のライフスタイルに合わせたサイズと価格』等のアドバイスを受けて商品を出したところ初年度売上が1000万円になりました。5~6年後、道の駅の施設拡張時に店舗を出してみないかとお声がけいただいて。何とかオープンしたものの、工場は手狭で人手は足りない、体力的にもキツい。労働力不足を助けてくれる小型の生産機械を求めてFOOMA(フーマ)展に行きました」
 
偶然にも「EZデバイダー」発表のタイミングだった。「会場では女性1人が操作していて、さまざまな生地を使っても分割重量の精度が良く衝撃的でした。これならパートさんにも任せられそうだと。その後も展示会や講習会に何度も足を運んで実機を確認し、うちにぴったりな生地分割機だと確信して導入を決めました」。

 
働きやすい環境づくりへ
取材日はご導入から8カ月後の某日。
感想をお伺いすると、「品質にはもちろん満足していますが、一番は体が楽になったことですね。長時間の生地分割は肉体的な負担が大きかった。浮いた時間に違うパンをつくりたくなっちゃうので労働時間は変わらないんですが(笑)」。 販売面では店舗のオープン、生産面では機械との″協働″。2つの改革で現在の年商は約5倍に。
 
「おかげさまで新店舗、新工場など近い将来の目標も立ってきました。それも気持ちに余裕ができたからですね。どこも深刻な人手不足で、長時間労働による疲労疲弊、離職、スキル不足やアイテム数削減などに悩まされていると思います。人もすぐに集まらない時代ですから、機械化・省力化して労働力を補い、現在一緒に仕事をしてくれている家族や従業員にとって働きやすい環境づくりをするのが私たちベーカリー経営者の最優先課題ではないでしょうか。『EZデバイダー』はそれを強力にサポートしてくれます」
 

 
地域のシニア層を大切に
最後に今後の展望を伺った。
 
「現在、パンの消費量が最も多いのは60代半ば以上のシニア層と言われています。幸いなことに、これは道の駅利用のお客さま層とぴったり重なります。自分がおいしいと思うパンと、このシニア層に受けるパンというのがまた違っていて難しくて面白いところですね。『ここのパンはおみそ汁にとても合うわ』なんて声をいただくと、次はどんなパンが良いだろうかと(笑)。お客さまとのコミュニケーションを活発にして、シニア層を中心とした地域の幅広い世代の皆さんに喜んでいただけるような商品とサービスをお届けしていきたいです。それには、家族・従業員一丸となって日々努力です」。
 
地域とご家族、従業員を思うご店主の愛情にあふれる言葉が響いた。
 

  つつむ No.160号 (2020年1月号)掲載
 ※文章内の表現・表記は、すべて取材当時のものです。
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