導入事例・お客さまの声

世界を魅了するオンリーワンの「よもぎ餅」   株式会社 中谷堂様(奈良県奈良市)

火星人 「CN050」と「RN洗浄機」をご活用

株式会社 中谷堂(なかたにどう) 様(奈良県奈良市)

 古(いにしえ)の文化と歴史が息づく街、奈良県奈良市。三条通りを東に進み、世界遺産・興福寺(こうふくじ)へと向かう道中に、連日人だかりができる和菓子店がある。つきたてホヤホヤの「よもぎ餅」を目と舌の両方で楽しめるお店として人気の「中谷堂」様だ。同店の魅力の一つが店先で行われる “高速餅つき”。昔ながらの杵と臼を使い、威勢の良い掛け声とともに始まるこの餅つきは、次第にスピードを上げ、仕上げ時にはなんと秒速3回を記録する驚きの速さとなる。この神業でつくられたお餅は、とてもやわらかくコシがあり、まさに絶品。日本人だけでなく、外国人観光客の舌も虜(とりこ)にしている。多い日には8000個以上売り上げるおいしいお餅をつくるのは、代表取締役の中谷充男様。商品づくりへのこだわりと、弊社機械との関わりについてお話をうかがった。  
故郷で受け継いだ伝統技術
 

   
同店の代名詞とも言える高速餅つき。
それは決して奇を衒(てら)ったパフォーマンスではない。
おいしいお餅づくりに欠かせない要素が詰まった製法なのだ。
 
 
「私の故郷である奈良県吉野郡上北山村の小橡(ことち)地区では、餅つきは高速行うものなんです。
『よく伸びるなめらかなお餅をつくるには、お米が熱いうちに素早くしっかりつくことが大切だ』と子供の頃から教えられてきました。
地元ではお祭りやお祝いごとがあるたびに餅をつく風習があったので、小学生の頃から杵を持ち、中学生で手返しも学びました。
このやり方が他の地域と比べて個性的だと知った時は衝撃でしたね」と中谷様。
 

 
 
身近だった故郷の餅つきで何か商売ができないかと考え、勤めていた建設会社を退職。
1992年、 現在の地に「中谷堂」を創業した。
 
「店を立ち上げる前、大型商業施設の周年イベントで一週間餅つきを披露する機会があり、そこで大勢の方にご好評いただいたことが自信に繋がりました」。
 
 
 
 
 
 
機械化でタイムリーに生産
 

つきたてのお餅は、すぐ隣にある火星人「CN050」で、特製の粒あんがたっぷり入った「よもぎ餅」へと成形される。
 
 
「最初は手でつくっていましたが、知り合いの業者さんから、饅頭の生産に適したレオンさんの機械の話を聞き、すぐに導入しました。
蒸気を出して米を蒸し、餅をつく。
そしてそれをタイムリーに成形するというのは、店に動きが出て良いですよね」。
 
 
中谷堂様では、包あん機「N208」をはじめとした数々のレオン機をお選びいただき、現在は小型の最新機種、火星人「CN050」をご活用いただいている。
 
その使い心地については。
 
「集客状況に合わせて生産スピードを調整する際、以前の機械だと30秒ほど流れを止めないといけなかったのですが、この『CN050』は生地とあんの比率が連動しているから流れを止めずに調整できるようになった。
それがもの凄(すご)くありがたいです。
時間はもちろん、ロスの削減にも繋がりました。
品質に関しても、皮まわりの良さを実感しています」。
 
 
 店舗から徒歩3分の場所にある工場では、「RN洗浄機」も活躍している。
 
「導入前は、約2名のスタッフで1時間ほどかけて手洗いしていました。
機械の洗浄は、餅つきで疲れ切っている一日の終わりに行う一番嫌な仕事なんです。
その負担が軽減されたのは大きいですよ。
従業員もとても喜んでいます。
こびりついた餅生地がキレイに落ちますし、洗浄中に他の作業ができるのも効率的です」。
 
 
生涯現役を目指して
 
最後に今後の展望についてお聞きした。 「今後の展望は、特にないんですよ。
ただこの商売を1日でも長く続けたい、その一心に尽きます。
餅つきは体力を使うから正直苦しくて辛い。
けどね、それ以上に楽しいんです。
これからもこの『よもぎ餅』一本で、80歳ぐらいまで頑張りたいですね」。
 
生涯現役‼ と明るく意気込む中谷様。
 
これからも日本の餅つき文化の担い手として、大勢の人々に笑顔とオンリーワンのおいしさを届けていく。
 
 
 
 
 
つつむ No.161号 (2020年4月号)掲載
※文章内の表現・表記は、すべて取材当時のものです。
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